安達太良山、月山、蔵王と南東北の花の山を満喫できました。
本山行は７月第２週の計画を天候に阻まれ中止していましたが、再チャレンジしたものです。

初日の安達太良山は目まぐるしく変わる天候で、下山時に雨に降られましたが、月山、蔵王は南東北の梅雨明け宣言と前後し晴天に恵まれ、花と山景色を堪能することができました。

月山では未だ雪渓も多く残り、雪渓後に咲く花も多く６７種強、三座合計で９３種確認できました。
月山の花で特筆すべきは、本種と変異種が同時に６種も観れ、植生の豊かさに驚きました。 ＜黄花ショウジョウバカマ、白花ハクサンシャジン、一輪咲ハクサンイチゲ、ガクウラジロヨウラク、ウズラバハクサンチドリ、キタヨツバシオガマ＞
一輪咲ハクサンイチゲとウズラバハクサンチドリは夫々単発で観たことが有りますが、一山で６種は驚きでした。
また、月山山頂手前の姥ヶ岳からは南斜面に雪渓の残る鳥海山を、雲に邪魔されずに見ることができました。梅雨の最中では珍しい事だったと思います。
過去２年連続でお盆後の鳥海山に向かいましたが、雨も、雲も無かったのは昨年の登山前泊当日のみでした。

蔵王の御釜も、３度目でしたがそれぞれ季節によって水色が異なり、今回陽射しのもとのエメラルドグリーンが最高でした。
夏にはガスがかかることの多い御釜らしいですが、ガスも無くコマクサの下に御釜が撮れるスポットを初めて知りました。

コロナ第２波ピークの最中にも係わらず、細心の注意と万全の態勢で本山行を計画・準備、お声がけしていただいた四季ＧｒＡさんに深謝申し上げます。